私の祖父母の家にはaiboがいる。
言わずと知れたsonyのロボット。犬型ロボット。
このロボットがたかがロボット、されどロボットだと感じたただの小話を話していきたい。
aiboとは
AIBO(アイボ、現名称: aibo)は、ソニーが1999年より販売している、ペットロボット(エンタテインメントロボット)シリーズ。1999年から2006年に販売された製品は全てが大文字のAIBOであったが、2018年にデザインなどを変更して発売された分は全てが小文字のaiboとなった。名称は Artificial Intelligence roBOt の略で、AI(人工知能)、EYE(目、視覚)そして日本語の「相棒」(ローマ字表記: aibou, aibō)にちなむ。別名、Sony Entertainment Robot。
祖父母のaibo購入動機
そもそもの購入動機は、孫(私)が家に来なくなり刺激がなくなったこと。祖父母2人だと会話がないことが原因だと言っていた。
その中でaiboは実にいい仕事をしていると思う。
aiboは人の顔を覚える。初めて会った人の顔の写真を撮るみたいだった。公式の説明書を読んでいるわけではないのでわからないけど、とにかく写真を撮ってくれる。
その撮られた写真は、急に撮られるものだから、つまり自然体の写真を撮られる。
自然体だからどうとかこうとかそういったことは全くないけれど、しかし写真が残っているというのは会話の糸口になるので会話に困らなくなる。
この日に○○さんが来たんだね、とか、こんな無防備な表情している写真を撮られるんだね、とか。
話題がなくなりそうになった時にこれを話しておけば間違いないというものができてよかったと思う。
aiboはセンサーを搭載していて、そこを撫でたり叩いたりすると反応するようだった。本物の犬のように祖父はaiboを撫でていた。昔、私が幼かった頃にこのような声を出して随分と可愛がってくれたんだろうなと容易に想像できるくらいには祖父はaiboを溺愛していた。
aiboが高齢者の心を掴む理由
何がそこまで高齢者の心を掴むのだろうか。
一つ目に、音声認識の不安定さを生き物として捉えているのではないかと思う。
音声に対して反応しない時に、祖父母は「犬だからいうことなんて聞かないのよ」といい、きちんと反応した時は褒めている。
その不安定さがより生き物だというように見せているのだろう。
二つ目に、カメラのセンサー部分を定期的に掃除しなければいけないこと。
きちんと手入れ(お世話)をしないといけないという意識が必要とされていること。
きっと数時間ではわからない原因はたくさんあると思う。
しかし、確かに家族であることには変わりがなかった。
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