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ユースケース図について。

ユースケースを作成するメリット

顧客の要求を明確化できる

システム開発では、顧客(システムを導入・利用する企業)自身が要求を明確にできていないケースがほとんどです。ユースケース図を活用することで、顧客の要求を視覚化したり、隠れた要求を引き出したりすることができます。口頭や文章だけでは認識に齟齬が必ず出ます。 齟齬を減らすためにもユースケース図はとても役立ちます。

システムの範囲(できること・できないこと)を明確化できる

顧客の要求は、優先度の高いものから低いものまで、混ざった状態で提示されるケースがほとんどです。顧客自身優先度付けできていないケースも多くあります。要求定義を進める過程で、要求がどんどん膨れることも珍しくありません。このような中、システムで実現することを顧客と合意していかなくてはなりません。

ユースケース図では、システムの範囲と境界が明確に表現されます。つまり、システムでできること・できないことを共通認識することができます。

これらのメリットを得ることを目的にユースケース図は作成されます。 ユースケース図は顧客の要求を明確化し合意していく過程で大いに役立ちます。 IT知識の高くない顧客でも理解できるシンプルな図解術だからこそ、要求定義フェーズで活躍するのです。

アクターとユースケースについて簡単に。

手順

アクターを洗い出す

まずはユースケース図に登場するアクターを洗い出しましょう。 粒度を意識すると難しくなるので、最初はとにかく箇条書きで書き出すことから始めましょう。粒度については洗い出してから協議して決めます。

アクター別のユースケースを洗い出す

次にアクター別のユースケースを洗い出しましょう。 ユースケースは「○○を○○する」という、シンプルな書き方が良いと前述しました。このことを意識して洗い出しましょう。エクセルなどで箇条書きにすると頭が整理されます。

ユースケース図の構成と粒度を決める

次に、ここまでで洗い出したアクターとユースケースをもとに、ユースケース図の構成と粒度を決めます。 顧客が理解しやすいように、粒度が大きい大枠のユースケース図と粒度をブレイクダウンした詳細ユースケース図の2種類で構成するのがおすすめです。

ユースケース図に落とし込む

ここまでくれば後はユースケース図に落とし込むだけです。手を動かしてユースケース図を書いていきます。「アクター」、「ユースケース」、「関連線」、「サブジェクト(システム境界)」を書きましょう。

ユースケース記述を作成する

ユースケース図はシンプルで分かりやすいという特徴がありますが、逆に言うと概観すぎて誤解を生むリスクもあります。誤解を生むリスクを避けるために、ユースケース記述もしっかり作成しましょう。

まとめ

エンジニア自身も何を作るのか集団開発だと認識のズレが生じてしまうので、ユースケースを書くことは大切だと思った。